どうしたら嫌なこと、忘れるの。 ~怒りは感情の蓋である~

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

あなたが最後に「嫌な気持ちになった!」と感じたのはいつですか?

私たちは感情のある人間だから、嬉しいことも、楽しいことも、悲しいことも腹の立つことも、毎日毎日、瞬間瞬間であるんですよね。

感情って面白いもので、嬉しい楽しい、だけを感じることって実は無かったりします。

悲しい苦しい、マイナスの感情と言われるものも日常的に感じるんです。
もちろん、そんな出来事が無ければ感じる必要がないから、感じないかもしれない。

どんな小さなことでも、私たちは、実は感じているんですね。
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明日はだーりんとお花見デートの約束!
嬉しいな~、楽しみだな~、何着ていこうかな~、お弁当とかつくっちゃおっかな~。

翌日…雨…ちーん…ショック…雨かよ…何で雨なのよ~!
楽しみにしてたのに~!
お花見したかったのに~!
うえぇーん!

これだって、悲しみだし、腹立たしい想いだし、その瞬間は絶望です。

でも、瞬間的なものだったりもしますよね。
ま、いっか。来週にしよう。

そんな風に思える。
(そんな風に思えるようになりました、おかげさまで。)

そんな腹立たしさとかなら多分数日後とか、数週間後とか、1か月先、1年先まで引きずりませんよね。

これ、違いは何でしょうね。
そもそも私は、おかげさまで瞬間的にはネガティブな感情を感じても、引きずらなくなったんです。
でも、この記事を書きながら、昔を思い出してみると…なんかすごく小さなことでもめちゃくちゃ引きずっていたな、って思うんですよね。
ホントに、人が聞いたら、どーでもいいことじゃない?って小さなことにも腹を立てていたし、それがまたずっと嫌な気分をズルズルと引きずっていて、あの人が悪いじゃない!こんなことあの人がするから私の気分が悪くなる!いい加減にしてよ!ってしょっちゅう思っていました。

そんな昔の私と一緒に、心のエクササイズをやっていきましょう。
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目次

心の嫌な感情を外へ出してあげよう

あなたが、「怒りの感情から解放されない…」そんな出来事って何でしょう?
怒りと言うほど強い感情ではなくても、「嫌な気分」を引きずる出来事でもいいです。

一緒にやっていきたいな、と思ってくださったら、心に浮かべてみてくださいね。

私たちは知らず知らずのうちに「我慢」という耐久性がついていたりします。
すると、怒りという感情、悲しみという感情を我慢しすぎて、そこに耐久性ができ、それらの感情を感じづらくなっていることってあるんですよね。そんな時は、実は喜びや楽しみも感じづらくなっていたりします。 だから、怒り、という強い感情ではないにしても、嫌な感じ、嫌な気分、それも実はその人にとっては抑圧した怒りになっている可能性って高いんですね。

さて、先ほどの、怒りの感情から解放されない…そんな出来事、 嫌な気分が引きずる…そんな出来事、思いつきましたでしょうか。

怒りという感情があるから悪いのではないし、嫌な気分を感じるから悪いのではないんです。 誰だって、怒りも嫌な感情も感じるんです。 でも、それがズルズルと続く…全然解放されない…思い出したら気分が最悪になる…腹が立つ…! その状態はあなたを苦しめます。

なので、その出来事について、向き合ってみよう、そんな風に思えたら、ノートに書き出してみてください。思いのままに、ノートに書き綴ってみてください。もしくは、書きなぐってみてください。

コピー用紙とかでもいいですが、ここは紙とペンやえんぴつなど、実際に手で書く、という行為をおススメします。

パソコンでもなく、スマホでもなく、紙とペンです。

ご自分の思いの丈を、恨みつらみ、ふざけるな、なんでもいいです。書き綴って、書きなぐってみてください。

ご自分の心から、その怒りや嫌な感情を外へ出す作業です。心に抱え込んでいる状態は心にとって苦しみでしかありません。家庭のごみだって、ゴミを出して、ゴミの日に回収してもらいますよね。心から嫌な感情を紙の上に出してあげましょう。

2. 心の声に耳を傾けてあげよう

ある程度それができたな~、ちょっと外に放出できた、と思ったら、ここからが大切です。

あなたが本当は望んでいること。
どうしたかった?
どうして欲しかった?

これを心に聞いてあげます。

怒りって、感情の蓋なんです。
怒りを感じている時って、

「大変!私、今、大変!危機なの!私、今、危機に瀕しているの!このままじゃ、私、危ない!危ない危ない!私が危険よ!」

そんな風に心が叫んでいる時なんです。

なんであなたの心はそんなに危険を感じているんでしょう?
なんであなたの心はそんなに切羽詰まっているんでしょう?
どうしてほしいって、あなたの心は感じているんでしょう?
どうされたらあなたの心は安心するんでしょう?

私、以前結婚していた時、当時の夫が洗濯物を取り込んでくれたことがあったんですよね。
優しいですよね。

でも私、あの時、私は優しいって感謝しなきゃいけないところだよね、と思いつつ、無性に腹が立ったんです。

「何なのよ!お前がやらないから俺がやってるんじゃないか!って無言の圧をかけてるの!?なんでそんなイヤミったらしい!そういうのやめてよね!」

って思っていたんですね。

そんなこと彼は一言も言ってないにもかかわらず、ですよ。

でね、結局、私はどうして欲しかったんだろう?どうされたら安心だったんだろう?腹が立たずに済んだんだろう?と考えたんですよね。

そしたら、私はこんなことを思っていたみたいでした。

「洗濯物を取り込んでくれなきゃ良かった…わけじゃないな…今日は僕が洗濯物取り込むね、いつもキミがやってくれてるから、とか一言言ってくれたら良かったな、私安心できたなぁ。」

私は彼に承認して欲しかったみたいです。
私は彼にありがとうって言って欲しかったみたいです。

3. 本当にしたかったことをやらせてあげよう

さて、ここまでわかったら、まだ終わりじゃないですよ。
ここで終わってしまうと、結局、私が望んでいることをしてくれなかった彼が悪い人になっちゃいますからね。

私たちって不思議なもので、自分が怒っているくせに、なぜか本当は相手を悪者になんてしたくないって想いが心の奥底に眠っているんですね。
だから、相手を悪者にすることで、結局まだ私は私に、やりたくないことをさせている、本当にしたいことをさせていない、っていう状態ができるのです。

だから、今日は、私が本当にしたかったことを私にさせてあげます。

なにを?何を私にさせてあげたらいいの…?

私は彼に承認して欲しかった。
彼に褒めて欲しかった。
それを、私が、私にしてあげます。

あなたがご自分に、あなたがしてほしかったことを、自分で自分にしてあげましょう。
だって、相手に求めているけれど、どうして相手に求めているかと言ったら、それを自分で出来ていないから、あなたがそれをしてヨ!と心が叫んでいるわけですよね。

「大変!私、今、大変!危機なの!私、今、危機に瀕しているの!このままじゃ、私、危ない!危ない危ない!私が危険よ! このままじゃ、ダメな私がバレちゃうじゃない!できない私が露になってしまうじゃない!最悪な私が…あなたに知られちゃうじゃない!そんなの絶対ダメなのよ~!」

っていう危機なのですよ。
それはそれは、危険だと思いませんか。
ダメな自分、できない自分、最悪な自分がハダカンボウにされちゃうなんて!
だってそんなことになったら嫌われるに決まってるもの! って思っていますからね。

でも、これ全部間違い!

あなたは、ダメじゃない、できなくない、最悪じゃない。

あなたが自分で認められない部分だからそう思うだけなんです。

それはあなたが自分にかけた黒魔術。
それを解けるのは、あなただけです。

だから、相手にしてほしいこと、まずは自分にしてみましょう。

私、いつも頑張ってる!
私、いつもよくやってる!
私、いつもありがとう!

それができたら、相手にも伝えてみてあげてください。

あなたもよく頑張ってる。
あなたもよくやってる。
あなたも、いつもありがとう! って。

まずは、紙の上からでOKです。

できた自分には、もちろん拍手です!

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どんな怒りが出て来たのか。
その下にはどんな想いが出て来たのか。
良かったら、教えてください。

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