彼とのコミュニケーションを向上させる方法

2024年4月3日

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ（自分）の幸せを先延ばしにしない！
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

もっと彼のことを知りたくて、もっと彼とコミュニケーションを取りたくて、色々聞くのに返事を一言二言しか返してくれない彼。あなたはどう思ってるの？あなたの考えを教えて？どうしてそう思うの？なんで今そう言ったの？言ってくれなきゃわからないのに、うん、あぁ、まぁね、なんて、そんなの返事にならない！っていうような返事しかくれない。しまいには黙り込んだり、うるさい！って言われちゃったり、これじゃ全然彼が理解できない。

パートナーのことがもっと知りたくて、もっとコミュニケーションしたいのに、話が通じているようで通じていない。そんな時って、なんだか心も通じていないような気分になってしまったりするものです。

私も実は、何度もやりました。彼とちゃんとコミュニケーションがとりたくて、ちゃんとわかりあいたくて、話をしたかったんです。でも、上手くいきませんでした。1度や2度ではありません。もっと早く学べばいいのに…と自分のことながら自分で思うくらい、さっぱり上手くいきませんでした。挙句、別れの引き金にすらなるレベルでした。

カウンセリングでお話しを伺っていても、こんなお話し伺うこと、よくあります。女性は特に、言葉でやり取りしたいんですよね。どうしたら、彼とのコミュニケーションが向上するのでしょう。

コミュニケーションの目的は？

彼と話をしたい時、日常のこと、テレビの話、今日あった出来事、どんな会話にせよお互い時間にも心にも余裕が無いとなかなか話が弾むって難しいですよね。しかも、女性は良いことも嫌なことも、話すとストレス発散になったり、落ちの無い話でも、不思議と会話が繋がっていったりする、という特性を持っています。

しかし男性は、基本的にプロセスよりも結果を重視する傾向が強いです。話の過程よりも、話の結果。この話がどこに結び付いているのか、というところ。

そうなると、たとえば「あなたはどう思ってるの？」「あなたの考えは？」なんて聞かれた時、彼は自動的に感じてしまうのかもしれません、正しい答えを言わないと責められるな、と。正しい答え、というのは、あなたの望む答え、ということです。あなたは責めるつもりなんて無いかもしれませんよね。それでも彼は、自動的に、そう感じてしまうのかもしれません。すると、責められたくない彼は、言わない方が無難だ、と感じることでしょう。

この時、あなたが本当にしたいコミュニケーションって何でしょう？
まずは自分の気持ちと繋がってみると良いかもしれませんね。

ただ楽しく会話がしたいだけなら、笑顔で彼の興味がありそうな話題をふるのもいいでしょう。

何か彼に相談したいことがあるのであれば、相談事の結論から先に伝えてみると彼には伝わりやすいかもしれません。男性は共感することに慣れていない場合が多いです。自分の感情すら自分で押し殺している場合が多いので、共感する、共感を表現する、ということは非常に不得意な場合が多いです。でも女性は多くの場合、共感を表現して女性同士のコミュニティは成り立っているので、1つ何か言っただけで、わかりあえることが多いんですよね。お互いの「普通」「当たり前」が全く違うものだと思ってみると良いのではないかと思います。

もし何かあなたの中に不安があって、その不安を解消したい時は、そもそもそれがどんな不安なのか、自分の中で自分が怖れているものを知る必要があるかもしれません。そして、不安をぬぐえるのは、残念ながら彼ではありません。たとえそれが、彼が浮気をしているかも、とか、彼は私と結婚するつもりあるのかしら？とか、そんな不安だったとしても、その不安の元は、あなた自身にあります。まずは自分の不安の元を知ってみることがおススメです。

男は黙って…

「男は黙って」という言葉、ご存じでしょうか。男らしさを何らかの行動や選択の不言実行にあるとする言葉らしいのです。こんな言葉があるように、男性は、言葉よりも行動重視だったりするのですね。悪い言い方をすると、口で言っていることは、あまり覚えていなかったり、彼にとって大して重要じゃないことだったりするのかもしれません。

余談ですが、私、どうでもいいことの記憶力ってなぜか良いんですよね。だから男性と話していると、またこの話？ってこと、よくあります。付き合っている彼と話していても、その話もう何回目？っていう話、しょっちゅうです。元夫もそうでした。好きだよね、その話、ってくらい、同じ話ばっかりしてる。自分で前に言ったこと覚えてないの？って聞くと、覚えてない、って言うんですよ。そんなことありえる？って毎回思うんですけどね、覚えてないらしいんです。

男性にとって、もちろん会話は全く大切じゃないわけではないでしょうが、それよりも行動で示していることの方が実は多かったり、真剣度が確実に高いんですよ。

普段甘い言葉なんてほとんどささやかないのに、夜道危ないからと送り迎えをしてくれる、とか。
作った料理を美味しいなんて言わないのに、残さずきれいに食べる、とか。
喧嘩した翌日、帰宅した彼からケーキの箱をぶっきらぼうに、はい、と手渡されるとか。

それがあなたにとって嬉しいことかどうか、もしかしたら外れているのかもしれないけれど、彼なりの行動で表す一生懸命の優しさと愛情だったりします。まずはそんな彼の姿に気付いて、その想いをしっかり受け取ってみるのはいかがでしょう。

2人のやり方を作っていこう！

パートナーシップって、2人の人間が一緒に、同じ時、同じ空間を過ごす、ということですよね。物理的な時間や空間だけではなく、心を交わせる、という意味でも。なので、自分の今までのやり方、彼の今までのやり方、どちらか一方に合わせる、というのは案外難しく無理があるのです。

１LDKに住んでいたならば、2人になったら２LDKの方が快適になるでしょうし、自分1人の冷蔵庫と2人が一緒に使う冷蔵庫なら、サイズも中身も変わるでしょう。

そんな形で、どちらか一方のやり方ではなく、お互いのやり方を少しずつ、2人のやり方、として新しく築いていくんです。コミュニケーションも同じですよね。あなたのやり方、彼のやり方、どちらか一方のやり方を採用するのではなく、時にはあなたのやり方、時には彼のやり方、そして全く新しい2人のやり方、というシフトチェンジが必要になってきますよね。

私たち人は、誰しもが、新しいことには多かれ少なかれ抵抗を示します。今までのやり方で上手くいってるんだからなんで変えなきゃいけないの？と自動的に感じてしまうんですよね。上手くいかなかったらどうするの？とか、受け入れられなかったらどうするの？とか、いろんな不安や怖れを自動的に感じるのです、意識していようがいなかろうが。

そんな時大切なのは、お互いが自分の味方であると思えているのかいないのか。これってとっても大切なことなんですね。まずはあなたの方から彼に働きかけてみてください。それには彼の素敵なところや彼が今までにしてくれて嬉しかったことなど、彼に対する感謝の想いを少しずつ自分の中で思い出して集めていって、それを彼にも伝えてみると良いと思います。「あの時あなたこんなことしてくれたよね。すごく嬉しかったのよ。」って。それは彼があなたに評価されていると感じ、彼の愛をあなたがしっかり受け取ってくれたと感じる瞬間です。あなたの中でも、それが伝えられている時は、あなたは彼の愛をしっかり受け取れている時です。受け取れている、ということは、彼があなたを愛しているということをあなたがわかっているということ。確実に愛が循環するのです。

2人のやり方を作る、ということは、2人で歩むため、ですよね。二人三脚も、肩を組んで、お互いの息が合わないと、グダグダですよね。それと同じ、2人の愛が循環していないと、2人のやり方って作れないんですよ。心が敵同士になっている時には、上手くいかないイライラばかりが募ってしまい、自分の中がニーズで溢れかえります。ニーズの大元も、愛し合いたい、愛を循環させたい、という想いなんですよね。だからそこには自分を我慢させず、まずはできることから、やってみませんか。

きっと、素敵な2人のやり方を築き上げることができますよ。