カウンセリングサービスの青山リナです。
離婚後、新たに恋をする。
もう一度、パートナーが欲しい。
もう一度、結婚したい。
そう思うのだけれど、
なかなか離婚後の恋愛が上手くいかなかったり、
関係性が続かなかったり、
結婚に至らなかったり。
なんで?
私はもう一度結婚したいのに!
そんな時に足を引っ張っているのは、前のパートナーだったりします。
正確には、前のパートナーに対する罪悪感。
前のパートナーに対する罪悪感?
いやいや、ちょっと待って。
私は、浮気されたの。
私は、離婚したくなかったのに、あっちが離婚を望んだから、仕方なく応じたの。
罪悪感を持つべきはあの人の方でしょう!
そう、そうなんです。
本当はね、表面的にはね。
あちら様に罪悪感を持っていただきたい。
私はどちらかと言えば、被害者ですよ。
と、感じますよね。
そのお気持ちは、と~~~~~ってもよくわかりますよ。
私も長い間、そう感じていましたからね。
でも、頭ではそう思うんですが、
どうやら私たちの心の深いところでは、
罪の意識、申し訳ない、私が悪かった、
という感覚をしっかり抱えているようなのです。
では一体私の何が悪かったのか?
ここで言う、私が悪かった、という思いは、決して相手からそう責められた、とか、相手に言われた、とかいうものではなく、自分の心がどうやら自分で「私が悪い」と感じていること、です。
それが何なのかというと、
私は十分彼に愛を向けてこなかった
ということ。
私たちは、自分の思い通りにならない時、
「だったらもう勝手にしてよ!」
と怒りを感じます。
それは、相手にぶつける激しい怒りかもしれないし、
もしくは口を利かない、何もしない、もう冷めました、という冷淡な態度として現れる怒りかもしれません。
自分が怒っていることを認めない(気づいていない)、認めない(気づいていない)がゆえに、相手を不快にさせる、という怒りもあります。
そうした怒りがある時に、私たちは相手を愛するということはしていません。
それどころか、
愛してくれるな、
あなたの愛など欲しくない、
というように心の扉を閉めます。
この、心の扉を自分で閉めた、ということに罪悪感を抱くのです。
私が心の扉を閉めれば、相手は私をいくら愛そうとしても、私は相手の愛を受け取りませんよね。
もちろん、心の扉を閉めた状態で、私から愛するなんてことはしません。
だから、どんなに相手が私を愛そうとしても、相手の愛は私には届きません。
すると何が起こるか。
相手もきっとどこかで疲れ果てます。
もうムリだ、もうこれ以上愛せない、もうこれ以上どう愛していいのかわからないよ、と、愛することを止めてしまいます、多くの場合。
すると、私は思うのです。
ほら、あなた、私を愛してなんかいないじゃない!
そう私が思う時は、離婚問題や浮気問題などが浮上している時なのですね。
でも私たちは気づいていないことが多いのです、
先に心の扉を閉めて愛をストップさせたのは、私だった、
ということに。
だから感覚として残るのは、「怒り」なのです。
そしてこの「怒り」は罪悪感の巨大なカタマリ。
離婚後、新たに恋をして、
もう一度、パートナーが欲しい。
もう一度、結婚したい。
そう思った時、
私はこんなに罪深い人間、そんな私が幸せになって良いわけない!
と無意識は叫び続ける。
そうなると…新しい恋が上手くいくなんて…思えませんよね。
あなたは、前のパートナーの、どんなところが好きでしたか?
なにをしてもらった時に嬉しかったですか?
どんなことに感謝していますか?
できるだけ具体的に、思い出してみてください。
届けなくていいので、最後の感謝のラブレター、書いてみてください。
あなたがどれほどまでに、彼の大切な愛しい人だったかが、わかりますよ。
きっとそれは、彼からの、最後のプレゼントですね。
新たな恋が、上手くいきますように。