自分嫌いさんにおススメする、自分を受け入れる方法

私、昔からとても自分に対してコンプレックスが強くて、自分のことが全然好きではありませんでした。

コンプレックスの理由は山のようにありました。

背が高いこともコンプレックスだったし
幼少期父がいないこともコンプレックス
自分の名前すら当時は周りと違う、と思ってコンプレックス

そんなコンプレックスのお話しは、こちらにあります。

自分の姿って、自分では見えないですよね。
鏡を見た時に、やっと自分がどんな姿をしているのか、気付きますよね。

元々自分を好きだと思えていない状態で、普段見ていない自分の姿を見ると、まるでみにくいアヒルの子、自分だけ違う！自分だけ醜い！という想いが自分の中で巨大に膨れ上がることがあります。

私の場合、自分が背が高いことはわかっていたはずなのに、
同級生と写真に写っている姿を見ると、同じくらいの背の高さの子たちの中に、1人だけ、つくんと飛び出ている自分の姿を見て、ショックを受けていました。

しかも、背が高いことがイヤだったから、猫背気味の姿勢の悪さだと、余計に醜く映る。
そうなると、自分の顔の作りも醜く見えてきて、もう自分の姿がとんでもなく醜い姿に感じていたんです。

見た目だけではなく、子どもの頃、自分の録音された声を聴いた時のショックも大きかったんです。

自分で話している時に聞こえている自分の声と、録音された声って、ちょっと違っていると思いませんか？

そんな自分の録音された声を聴いた時、自分がフリーズして、即座に隠れたくなったことを覚えています。なんだかヒドイ声に聞こえました。

そんな、見慣れない、聞き慣れない、自分自身の姿や声に、余計に自分が嫌いになりました。
こんな私はダメだ、私は醜い、恥さらしだ、嫌われて当然だ、って感じたんです。

これね、変な話なんですよ。
だって、自分の姿は自分では見慣れないかもしれないけれど、周りの人は私の姿を見慣れているんです。声だって聞き慣れているんです。

そしてね、彼らは決して私の見た目や声に対して、酷い、醜い、なんていう言葉をかけてきていないんですよ。もちろんそれが理由で私を嫌うということだってしていない。

だけど、私自身は、それらがとても醜いと感じ、恥さらしだ、と感じ、ダメだ、嫌われる、と感じる。とても矛盾しているんです。

あなたは、自分を嫌っている部分がありますか？

もし、何かしらあるのであれば、今日は2点、お伝えしたいことがあります。

自分の嫌いなポイントは、嫌われる要素ではない

私たちは、自分のこんなところがダメだと思う、自分のこんなところが嫌い、というように、人と比べて劣っているとか、世間ではあまりウケが良くないとか、人と違う、とか、自分の理想と違う、とか、いろんな理由で自分を嫌うポイントってあると思うのです。

でも実は、それらは、自分では嫌っているかもしれないけれど
相手（周りの人）も同じように、自分を嫌う理由にしているかどうかは、決して同じだとは限らないんです。

私は自分が背が高いことを嫌っていましたが、
背が高いのがカッコいい、素敵だ、という人もいます。

私は幼少期自分の「リナ」という名前を嫌っていましたが
平成の時代に入ったら女の子につける名前ランキングで結構上の方に入っていたのです。

自分が嫌っている自分の要素が、人にも嫌われる要素だとは限らない。
むしろ、自分は嫌っているけれど、人は逆に魅力的だと感じている、なんてことも高い確率であるかもしれないんです。

自分をよく知ってみる

もう1つは、自分をよく知ってみること。

自分の嫌いなところって、臭いものには蓋をする、という精神で、見ないことにする、なんてことをやりがちです。そうすると、自分のことなのに、自分では正体不明で、余計怖くなって見たくなくなる、そうすると、もっと嫌いになる、なんてことが起こりえます。

人は、接触回数が多いほど、好意を持ちやすい、という感覚を持っているんです。単純接触効果（ザイアンスの法則）と心理学では呼ばれている法則です。他人だけでなく、自分自身にも当てはまるのです。

自分の好きなところも、自分で自分を嫌っているところも、両方合わせて知ってみる。

そしてそんな自分を毛嫌いする気持ちではなく、いつもよりちょっとだけ、自分を大切に、自分に優しく、自分を受け入れてみよう、と自分自身に心を開いてみてください。

自分で自分が嫌いだったポイントが、少しずつ自分の中に受け入れられていきます。

こんなもんか、からで良いです。
そこまで毛嫌いするほど、悪くないかも。
ん～、悪くないかもね。
案外、良いんじゃない。

なんて言う風に、自分に対する自分の評価って変わってくるんです。

自分を受け入れる。
自分に心を開く。

そんな気持ち、持ってみても、良いかもしれませんよ。