自分を持つ

最近、アマゾンプライムで、ドクターXを見ています。

「私、失敗しないので！」

カッコいいですよね。

失敗しない人なんて本当はいないでしょうし、失敗することがいけないわけでも無いけれど、あのドラマでの外科医という立場で「私、失敗しないので！」と言い切る大門未知子先生は、医者は失敗しても次があるけれど、患者は医者に失敗されたら次が無い、と言っています。手術中にどんな事態が起こったとしても、その予測を立ててその対処法を考えてからオペに望む、だから「私、失敗しないので！」と言い切れる。

スゴイ覚悟ですよね。

カッコいいはずです。

私たちが親子の問題を抱える時、親に期待するんですよね。

認めてほしい。
愛してほしい。
わかってほしい。

そんな期待する心が、私たちを時に疲弊させます。

子供の頃は、親がいなければ生きてはいけなかった。いわば命綱です。
大好きな親を失うわけにはいかないし、大好きな親だからこそ、自分を大好きでいてほしい、とも思います。

だから私たちは幼いころから親の期待に応える、親の言うことを聞く、親に合わせる、ということをたくさんやってきました。

もちろん、そこには親を想う子供の優しさだってふんだんにあったはずです。

しかし、3歳や5歳の時ならいざ知らず、
大人になった今、あの頃と同じように、親に認めてほしい、愛してほしい、わかってほしい、という欲求を持ち続けると残念ながら自分の期待した反応が得られないことって多々あります。

それは決して、親が自分を認めていないわけでも無く、愛していないわけでも無く、わかっていないわけでも無いんです。

ただ自分の期待した反応ではないだけなのかもしれません。

自分の決断に自分が責任を持つ。
自分を持つ。

その気持ちがあると、たとえ自分の期待通りの反応を親がしなかったとしても、
自分で自分を誇らしく思えることだってありますよね。

本当はずっとそれが出来ているはずなのに
どこかで不安な気持ちが出てきて
そんな不安を保証して欲しい

自分が安心できるように、認めてほしい、愛してほしい、わかってほしい、その想いがある時は、
それ自体を告げてみるのも良いかもしれませんね。

そんな自分発信のコミュニケーションをするのも、自分の決断で、自分の責任。

自分を持つ
実はこれが、自由を手に入れる一番の方法かもしれませんね。