大好きな人に、「大好き！」が言えないのはナゼ？

今日の記事は、アメブロの「恋と仕事の心理学」でもお読みいただけます。

「大好きな人の前だと、なんで私はうまく話せないんだろう？」

ある友人のA子ちゃんが、ある日ぽつりと話してくれました。

「気になる彼がいるんだけどね、つい遠慮しちゃうんだよね。話したいのに、なんか素っ気なくしちゃうの。なのに、別に好きでもなんでもない人には普通に笑顔で話せるんだよね…私、なんかおかしいのかな？」

いつも知らないうちに他人を優先しちゃう人には、なんかわかる！って共感できるんじゃないかな、って思うんですよね。

好きな人だけじゃなくて、たとえば大好きな食べ物が最後一個残っているのも遠慮しちゃったり
お友達同士で、美味しそうなケーキを目の前にして、これが食べたい！っていうのがあっても、みんなが選ぶまで待ってて本当に食べたかったものを逃しちゃったり。

「大好きな人にこそ、素直になれない。」

これって実は、愛が大きいほど怖い、っていう、人間ならではの心理なんですよね。

好きだから、遠慮してしまうワケ

たとえば、失いたくないものほど大事に扱っちゃうのと同じ。

大好きな人に対しては、

「嫌われたくない」
「迷惑かけたくない」
「重いって思われたくない」

っていう思いが強すぎて、自分の本音を隠してしまう。

逆に、それなりの人、には、そこまで気負わないから、自然体でいられる。

「失うのが怖い」って感じてしまったりするんですね。

でもね、気付いて欲しいのは、確かに失ったら怖いんだけど
「失う」っていうのが前提になってしまっている、ってこと。

だって「失う」とは限らないんですよ、本当は。
相手がとっても喜んでくれることだってあるはずなのに、自分ではそうは思えず

「嫌われたくない」
「迷惑かけたくない」
「重いって思われたくない」

ってことは、

「どうせ嫌われる」
「きっと迷惑だ」
「重いって思われるに違いない」

って思っているマインドの比率がだいぶ高いってことなんです。

だから「この人ならどう思われてもいい」じゃなくて、
「この人には嫌われたくない」って、逆転現象が起きるんです。

葛藤を抱えるあなたに告ぐメッセージ

でもね、大好きな人に、嫌われたい人なんて本当はいないはず。
上手く伝えられるかどうかはわからなくても、大好きな人に、「大好き！」って伝えられるって、とっても幸せなことだって思いませんか？

だから、こんな葛藤を抱えている人には、この言葉を贈ります。

不器用になるのは、本気の証拠。
うまく話せないってことは、あなたが彼を大事に思ってるってことだよ。

上手くできないって思うのが悪いわけじゃない。
上手くできないことが悪いわけじゃない。
だから、そんな自分を「ダメ」って思う必要は無いんです。

その裏にある、あなたの想いがとっても大きいこと。
だから怖さを感じちゃうこと。
それだけ相手を大切に思っていること。

そんな自分を認めて受け止めてあげませんか？

あなたの不器用な「大好き！」も、もう伝わってる

大好きな人の前でだけ不器用になるのは、あなたが本気だからこそ。
それって、実はとても愛おしいことです。

「好きだからこそ、うまく話せない。」

良いんです、それでも。

そんなあなたが愛おしい。
その不器用さが、あなたの本気をちゃんと物語っているんです。

だから、それもぜ～んぶ知ってもらえる誰かを見つけられると、何かが動き出しますよ。