あなたが幸せにならない理由はない

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

寒い日が続いていますね。

冬になると、人恋しくなりませんか？
私は昔から、寒くなると人恋しくなっていました。

20代の頃、3年間付き合っていた恋人もいましたが、別れたら3か月と期間空けず、すぐ次を見つけていました。
あの頃は、とにかく寂しかった。

30代の頃、結婚したいって思っていました。
でもなぜか、結婚に遠い人を選んでいました。
今すぐにでも結婚できそうな人を見つけると、何故か私からお別れする、なんてことをしていました。そして、結婚した相手は、一番結婚から遠そうな人でした。そして結局離婚。
結婚したことには後悔していないし、相手を嫌いになってもいない。憎んでもいない。夫婦という単位では、残念ながら上手くいかなかったけれど、応援しているし、幸せでいて欲しいと願っています。
これもね、今だから言えること、ですけどね。

40代、離婚して半年くらいで、新しい恋を見つけようと思ったんです。実際見つけました。新しい恋を始めました。でも実は、それも上手くいかなかったんです。

離婚して半年、あの頃の私は、怒っていました。男が敵、そんな風に思っていた気がします。

男なんて、みんな浮気するじゃない。
男なんて、みんな逃げるじゃない。
男なんて、自分の要求ばかり。
男なんて、結局女の敵。

そんな風に感じていた気がします。

実際、この考えは、離婚した直後に出たものなのか、と言われたら、実は違って、結婚するずっと前から持っていたんだと思います。
その状態で結婚できたことがそもそもスゴイ。
私がスゴイのではなく、私の元夫がスゴイのです。そんな私を受け入れたのだから。

とはいえ、これでは恋愛や結婚が上手くいかなくて当たり前なのですよ。

だってね、

男なんて、みんな浮気するじゃない。
男なんて、みんな逃げるじゃない。
男なんて、自分の要求ばかり。
男なんて、結局女の敵。

そんな「オトコ」と一緒にいる私って、なんでしょう？
モンスターを横に置いている状態でしょ？

好き好んでモンスターを横に置いていて、傷つけられた！なんておかしな話です。

本当に、男なんて…と思っているのなら、横に置かなければ良い。一緒にいなければ良い。そんなもの求めなければいい。
その方が安全だと思いませんか？

だけど、寂しいから一緒にいて欲しい。

とてもとても、矛盾していると思いませんか？

非常に矛盾していました。

そんなことにすら、私は気づいていなかった。

ちなみに、男性をモンスターのように書きましたが、彼らに罪はなく、実際のところは、男性がモンスターだと思っていた私自身が実はモンスターになっている、という状態だったのですね。
投影です。
（投影とは、例えば同じ夕日を見ても、ハッピーな気持ちで見る夕日は美しい夕日に感じるし、悲しい気持ちで見る夕日は、「夕日のバカやろー！」に感じる、というように、自分の心の状態ひとつで同じものを見ても違う感情を抱く、というものです。）

ではなぜそのようなことが起きたのか。

これには親との関係性が影響していることが大きいのですね。

私の場合は、父親との関係性、父親との距離感、これらは大きく関係していました。 父親不在の家庭で育ち、父の存在がない、ぽっかり穴が空いた状態だったのですが、今では父の存在が、私を愛してくれる存在として私の中にいます。

父と私の関係性についてはこちらをご覧くださいね。

• 父のこと -1-
• 父のこと -2-
• 父のこと -3-
• 父のこと -4-

でね、不思議なことはここからです。

自分が愛されている、と心の深いところで実感できると、何が起こるか。

私が幸せになることを、あの人も、その人も、この人も、みんな応援してくれている。
私が幸せでいることが、あの人、その人、この人を喜ばせることなんだ！

親との関係性を癒していくと、不思議とそんな風に心から思えるんですよ。

人って、どうあっても、誰かを喜ばせたい生き物なんですよね。

こんなに私を愛してくれている人が、私が幸せでいることで、喜んでくれるのなら、私が幸せでいない理由なんてどこにもない、と思えるんですね。

そう、あなたが幸せにならない理由なんてどこにもないんですよ。

まずは手始めに、誰でもいいです。

あの人、私に親切にしてくれたな。
あの人、私に優しくしてくれたな。
あの人、私を愛してくれたな。

そんな風に思える人を思い出してみてください。

あなたが幸せでいる姿を見て、笑顔で喜んでいる姿をみて、その人がどれほど笑顔になるか、心の中で思い描いてみてくださいね。

あなたとあなたを愛する人が、喜びを分かち合えますように。