母子癒着と恋愛  〜なぜか恋愛がうまくいかないワタシ〜

「好きな人と、ただ一緒にいるだけで幸せ」
そんなシンプルな恋愛が、なぜかうまくできない。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

ワタシはこんなに彼を愛しているのに、彼の愛は十分じゃないように感じてしまう。
どこかでいつも、満たされない。
嫌われないように、一歩引いたり、顔色をうかがったり、気をつかいすぎて疲れてしまう。

「私、どうしてこんな恋愛ばかりしちゃうんだろう…」

それは、あなたがダメだからでも、恋愛が下手だからでもありません。
もしかしたら、もっと奥にあるもの…

「母子癒着」の影響かもしれません。

目次

「母子癒着」って、なに?

母子癒着とは、親子の間に「心理的な距離のなさ」が起きている状態です。
特に母と娘の関係においては、心の境界線が曖昧になって、「お母さんの気持ち=自分の気持ち」になってしまうほど、強く結びついてしまうことがあります。

たとえば…

「お母さんが寂しそうだから、自分がそばにいなきゃ」
「お母さんを悲しませるようなことはしてはいけない」
「お母さんの望むように生きるのが親孝行だ」

そんなふうに思ってきた経験はありませんか?
これは、親子としての絆というよりも、「同一化」や「過剰な責任感」からくるもので、愛とはちょっと違う“しがらみ”のようなものなのです。

母子癒着があると、恋愛はどうなる?

母親との癒着があると、こんな恋愛パターンが生まれやすくなります。

恋愛相手に対して“過剰に尽くす”が、どこか満たされない
甘えたいのに甘えられない
自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先してしまう
「本当の私」を出すのが怖くて、いい子でいようとする
自分の望みがわからなくなる

これは、母との関係で「自分の気持ちを抑えて相手に合わせること」が無意識に染み込んでしまっているところからきています。

そのため、恋愛でも「自分がどうしたいか」よりも、「相手にどう思われるか」に意識が向いてしまい、自分でも自分がどうしたいか、というのがよくわからなくなってしまっていたりします。

自分がどうしたいか、と考えたとしても、自動的に相手が望むことが自分も望んでいることだとすら思ってしまい、自分の本当の望みを無意識で抑え込んで、無意識で相手に合わせているので、知らないうちに関係が苦しくなっていくのです。

「母と私」で築けなかった絆を、「彼と私」で取り戻そうとしていない?

過去にあるクライアントさんがこう言いました。

私は、ずっと彼に“私をわかってほしい”って思っていたんです。

でも、ふと気づいたらそれって、子どものころにお母さんにわかってほしかった気持ちだったんですよね。

私たちはときに、恋人に「母との関係で叶わなかった思い」を託してしまうことがあります。

「やさしくしてほしい」
「わかってほしい」
「愛してほしい」

それは本当は、お母さんに言いたかったことだったのかもしれません。

けれど、どれだけ彼に求めても、それが“母との埋まらなかった絆”からくるものであれば、残念ながら、彼がどんなに与えてくれても、なぜか心が満たされないのです。

癒着は、絆がなかったことの裏返し

母子癒着の背景には、「本当の絆が感じられなかった」悲しみがあります。

「ちゃんと愛された感覚がない」
「一人の人間として尊重されなかった」
「親の都合や期待に応えることが“愛”だった」

だからこそ、心が深く結びつく関係を求めて、「くっつく」ことで安心しようとしてしまうのです。
けれど本当の絆は、依存や一体化ではなく、「離れていても、ちゃんとつながっている」と感じられること。

恋愛がうまくいかないとき、あなたの心はこう言っている

「ねえ、そろそろ私のこと、見てくれない?」

そんな声が、ふと心の奥から聞こえてくる瞬間があります。

彼の気持ちを知りたくて、彼の表情や言葉を一生懸命読み取ろうとしている。
彼に嫌われないように、気をつかって、合わせて、無意識のうちに自分を小さくしてしまう。
でもふと気づくと、そこには「私」がいない。
ただ“彼にとっての都合のいい私”がいるだけ。

そんなとき、あなたの心は小さくうずくまりながら、静かにこうつぶやいているのかもしれません。

「本当は、私の気持ちもちゃんと見てほしいのに」
「どうして私は、こんなに頑張っているのに、満たされないんだろう」

それは、彼との問題だけじゃないんです。

もっと深いところにある、長い間ずっと置き去りにされてきた“あなた自身の想い”が、恋愛をきっかけに浮かび上がってきているだけなのかもしれません。

小さかった頃、お母さんの期待に応えることで「いい子」として愛されてきた。
お母さんの顔色をうかがって、自分の気持ちは後回しにしてきた。
その習慣が、大人になった今も、あなたの中で続いている。

だから気づかないうちに、恋愛でも同じことを繰り返してしまうんです。
「彼の期待に応えること=愛されること」
そう信じているから、自分の本当の気持ちに蓋をしてでも、相手に合わせてしまう。

でもね、本当はもう気づいているはず。
それでは、どれだけ頑張っても、どれだけ尽くしても、どこかで心が空っぽになるということに。

「もっと愛されたい」
「私の気持ちを、ちゃんとわかってほしい」

—その声は、わがままなんかじゃありません。
ずっと心の奥に閉じ込めてきた“本当のあなた”の、健気でまっすぐな叫びです。

恋愛がうまくいかないと感じるとき、それは「彼が悪い」のでも「あなたが悪い」のでもありません。
ただ、あなたの心がそっとサインを出しているだけ。

「もう一度、私のことを見てほしい」
「私の本当の気持ちに気づいてほしい」
「私が“私”として愛されることを、認めてほしい」

今、あなたが感じている苦しさも、寂しさも、誰かに愛されたいという思いも、
すべてがあなたの心の中で「やっと声をあげられた大切な感情たち」なのです。

恋愛は、あなたの内側にある本当の感情や、自分との関係に気づかせてくれるチャンスです。
外の誰かにわかってもらう前に、まずはあなた自身が、あなたの気持ちにやさしく寄り添ってあげてくださいね。

それが、恋愛で幸せになるための、最初の一歩です。

彼の気持ちばかり追いかけて、自分の気持ちが置き去りになっていないでしょうか。
母の期待を叶えるように、彼の期待を叶えようとしていないでしょうか。
本当は「もっと愛されたい」「私の気持ちをわかってほしい」と、心の奥で叫んでいないでしょうか。

離れても大丈夫。絆は、あなたの中にある。

母との関係は人生の土台です。
だからこそ、そこに癒着があると、自分らしい恋愛が難しくなります。

けれど、癒着は解けます。
それは「切り離すこと」ではなく、「もう無理にくっつかなくても、絆はちゃんとある」と感じられることから始まります。

そしてその感覚を、今度は彼との関係でも育てていくのです。

「ちゃんと離れても、大丈夫」
「本当の私を出しても、愛される」

恋愛のつまずきは、あなたがあなた自身との絆を取り戻すチャンスでもあるのです。

もしも苦しさや辛さ、心当たりがある…なんて思ったら、一度お話しを聞かせてくださいね。

あなたがあなた自身の人生を生きられるお手伝いを心を込めていたします。

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