「友達に嫌われてる気がする」その心理|素のままで繋がれる関係へ

「最近、あの子の返事がそっけない気がする」
「グループLINE、私のメッセージだけスルーされた……?」

あれ?なんか…誤解なのかもしれないけど、なんかチクッと違和感を感じる。

そんなことを考え始めてしまうと、ちょっとした既読のタイミングやスタンプの種類まで、何もかもが違和感に感じてしまって、「もしかして、ワタシ、嫌われてる?」って考えが頭から離れなくなってしまう。

「考えすぎだよ」って自分に言い聞かせても、もう一人の自分が「いや、絶対そうだよ」って囁いてくる。

こんな時、私たちの心の中ではいったい何が起きているのでしょうか。

今日は「友達に嫌われてる気がする」と感じるときの心のしくみと、そこから抜け出す道筋を一緒に見ていきたいなと思います。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

友達関係で感じる「嫌われてるかも」の正体

友達関係って、考えてみると不思議な関係ですよね。

職場みたいに「業務上関わらないといけない」わけでもなく、家族みたいに「血が繋がっているから一緒にいる」わけでもない。 お互いが「この人と一緒にいたいな」と思って、選んで一緒にいる関係のはず。

それなのに、

・LINEの返信が来ないと、何時間も気になってしまう
・遊びの誘いがあったとき、「私、本当に呼ばれてよかったのかな」と確認したくなる
・グループの中で、自分だけ少し浮いている気がする
・「今度ご飯行こうね」が、社交辞令だったんじゃないかと夜中に思い出す

一番安心できるはずの関係の中で、なぜか誰よりも気を張ってしまっている。 そんな自分に、気づくことはないでしょうか。

頭では「考えすぎだよ」とわかっている。
だけど、心の奥では「いや、絶対そうだよ」っていう声が消えてくれない。

この二つの声に挟まれながら、私たちはじわじわと心の体力を削られていきます。

「気にしなければいい」で解決するなら、こんなにしんどくないんですよね。

友達関係は、過去の「居場所のなさ」を呼び起こす

実は、友達関係は、私たちが過去に感じた「居場所のなさ」を、もう一度感じさせる舞台になることがあります。

なぜなら、人は無意識のうちに、目の前の人の中に、過去に出会った人の面影を重ねて見てしまうから。 特に、心の奥に「あのとき、本当はもっと一緒にいたかった」「私もあの輪の中にいたかった」という未消化の感情があるとき、それが今の友達関係に蘇ってきやすいんです。

たとえば、

・小学校の休み時間、輪の中心にいる子を遠くから見ていた感覚
・仲良しグループだと思っていたのに、いつの間にか自分だけ誘われなくなっていた経験
・きょうだいの中で、自分だけ親に話を聞いてもらえなかった寂しさ
・「みんなが楽しそうにしている中で、なぜか私だけ笑えない」という違和感

こうした体験は、子ども時代の自分にとっては「世界のすべて」だったりします。 そして、その傷ついた小さなワタシは、ちゃんと癒されないまま心の奥でじっとしていることがあるんです。

大人になった今、目の前の友達は、その子じゃない。
あの頃の同級生でも、きょうだいでも、親でもない。

わかってる。わかってるんだけど、心は時々、そこに過去の出来事を重ねてしまうんですね。

「また、置いていかれるかもしれない」
「また、私だけ呼ばれないかもしれない」

この感覚は、目の前の友達への不安というより、過去の小さなワタシが今もまだ抱えている痛みの声、と言えるかもしれません。

「好かれよう」と頑張るほど、距離が生まれてしまう

私たちが「好かれよう」「嫌われないようにしよう」と必死になっているとき、心の奥では同時にこんな声がしているんです。

「私はそのままでは、嫌われる存在だ」
「ちゃんとしてないと、一緒にいてもらえない」

つまり、好かれようと頑張れば頑張るほど、「素のままの私には価値がない」というメッセージを、自分自身に毎日刷り込んでいることになるんですね。

そうすると、友達と会うときも、心の片隅で常に検査官が働くんですね。

「今日の私、変じゃないかな」
「この発言、引かれてないかな」
「あ、今ちょっと表情曇った? 私のせい?」

表向きはニコニコと楽しそうに振る舞っていても、心の中では緊張感が走り続けている。 この目に見えない緊張感は、不思議と相手にも伝わるんです。

相手は「なんとなく一緒にいて気を遣う」「なんかリラックスできない」と感じる。 その違和感が、少しずつ距離を生んでしまう。

そうして「やっぱり私は嫌われやすいんだ」という現実を、自分の手で引き寄せてしまう。 そんな苦しいループの中に、いることがあるかもしれません。

決して、あなたが何か悪いことをしているわけじゃないんです。 ただ、「素のままで愛される」という安心感を、まだ十分に味わえていないだけなんですね。

「嫌われたくない」の下に隠れている、本当の気持ち

ここまで読んで、「私もそうかも……」と感じた方。

このループから抜け出す最初の一歩は、自分の中にある「嫌われたくない」という気持ちの下に隠れている、本当の気持ちに気づいてあげることです。

私たちは普段、「嫌われたくない」という表面の感情しか見えていないことが多いんです。 でも、その下にはもっと柔らかくて、もっと素直な気持ちがちゃんとあります。

たとえば、

・本当は、この子ともっと深いところで繋がりたい
・気を遣わずに、本音で笑い合える関係がほしい
・「一緒にいて楽しい」って、心の底から思える時間を過ごしたい
・私のことを、ちゃんとわかってくれる人がほしい

どうでしょうか。 「嫌われたくない」の下に、こんな気持ちがありませんか?

これって、すごく自然で、すごく人間らしい気持ちですよね。

誰かと深く繋がりたい。
安心できる関係の中にいたい。

そう望むことは、何も悪いことじゃないし、むしろ私たちが「心の通った関係」を大切にしている証拠なんです。

ただ、その気持ちが「嫌われたくない」という形に変換されてしまうと、苦しくなる。 それは、本当は「繋がりたい」のに、「嫌われないように」という防衛モードに入ってしまうから、自然体でいられなくなるんですね。

だから、まずは気づいてあげてください。 「ああ、私、この子とちゃんと繋がりたかったんだな」って。 気を遣ってきた自分を、責めるんじゃなくて、抱きしめてあげてほしいんです。

「ずっと頑張ってきたね。本当は、繋がりたかっただけだったんだよね」 そう声をかけてあげてください。

コントロールを手放したとき、本当の繋がりが残る

そして、ここからもう一歩進んでみましょう。

「嫌われたくない」と頑張っているとき、私たちは実は、無意識に相手の感情をコントロールしようとしているんです。

嫌な風に聞こえちゃったらごめんなさいね。
でもこれって、ちょっと大事なことだったりするので、一般論だと思って聞いてみていただけるといいかなって思います。

たとえばね、

・嫌われないように振る舞う
・気に入られるように発言を選ぶ
・相手の機嫌を悪くしないように先回りする

これって、やっている本人は、どちらかというと、自分が傷つかないようにやっているっていう自覚の方が大きいんじゃないかなって思うんです。私自身もそうでしたしね。

でも実は、結果的に相手の心の中で起きていることを、自分が操作しようとしている形になってしまっているんですね。 もちろん、悪気なんてないし、自分が傷つかないようにって自分を守る意識はあっても、相手には害はなさそうだとは思いませんか?むしろ優しさでもあるのかな、って私は思うんですけどね。

だけど、されている側の立場に立ってみると、なんか本心じゃないな、って感じちゃったりするんですよね。で、本心が見えないと私たちってちょっと怖いって感じちゃうんです。

お化け屋敷で本物のお化けが出るわけないけど、真っ暗で見えないからなんか怖いですよね。正体不明って、私たちは怖いって感じるんですよ。

で、そこに、自分が嫌われないように、って誘導する思惑があると、それは相手からすると、「何かわからないけど、気をつけなきゃ」っていう警戒心みたいなものが働いてしまうんですよね。

そして、コントロールしようとすればするほど、相手も無意識にそれを感じ取って、「なんとなく窮屈」と思ってしまう。

だから、関係はどんどん表面的になっていってしまうんです。

逆に、コントロールを手放したとき。
「この人がワタシをどう思うかは、この人の自由だ」と腹をくくれたとき。

不思議なことが起きるんです。

肩の力が抜けて、表情から「怖れ」が消えます。 すると相手も、鏡のようにその空気を感じ取って、警戒を自然に解いてくれるんです。

そして残るのは、お互いが「素のままで一緒にいられる関係」。

それが、本来あなたが望む本当のつながりではないですか?。

全員に好かれる必要なんて、ないんです。 あなたのことをわかってくれる人、一緒にいて心地よい人が、数人いれば、それで十分豊かな人生なんですよ。

そしてその数人は、あなたが「自然体でいる」ことを選んだときにこそ、ちゃんと残ってくれる人たちなんです。

あなたの勇気をサポートします

覚えておいてくださいね。

あなたの価値は、誰かの態度や反応で決まるものではありません。
誰かに好かれても嫌われても、あなたがあなたであることの価値は、何ひとつ変わらないんです。

そして、あなたが今こうして「嫌われてる気がする」と悩んでいるのは、それだけ「人との繋がり」を大切に思っている証拠でもあります。

その人を大切に思う想いを、まずはあなた自身に向けてあげてくださいね。

ただね、「嫌われる怖れ」を長く抱えてきた人にとっては、人と関わること、信頼することは、心を開くことは、とても勇気がいることなんじゃないかな、って私は思うんです。

頭では、チャレンジしてみよう、してみなきゃ、って思っていても、心がついてこない。そんな日もきっとあると思います。

そんなときは、どうか一人で抱え込まないでくださいね。

カウンセリングはあなたが素のままで、誰かの顔色を気にせず、あなたの本音にあなた自身が触れられる場です。まずは安心できる場所で、素の自分でいる。それが、外の世界での人との関わり方を少しずつ変えていく土台になります。

一人で抱えるのが苦しくなったときは、いつでも頼ってくださいね。 心から、応援しています。

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