カウンセリングサービスの青山リナです。
自分の気持ち、何を感じているか、気づいていますか?
そんなの自分のことなんだから、わかってるよ!
そうなんですよね。
ホント、そう、いい気分、嫌な気分、そういうのってわかりやすいんですよね。
特に、腹が立つ!頭にくる!ムカつく!そういうのって、わかりやすいですよね。
そしてできれば感じたくはない。
でも、実は、この怒りの感情の下にも、まだ感情がある、ってご存じでしたか?
怒りって2次感情。だから、本来は、その下に、1次感情、というものが存在するのです。
その1次感情を感じたくないからこそ、この怒りという2次感情を使って、感じたくない1次感情を感じないようにしている、ともいえるのですよね。
では、その下にはどんな感情があるのか。
大好きなお付き合いしている彼、最近全然連絡が来ない。
LINEしても忙しいっていうし。私から連絡をして、やっとかろうじて返事があるくらい。
先日、やっと彼から連絡があった。1か月ぶりに彼に会えて嬉しかった。
なんかお洒落なカフェとか連れてってくれた。
嬉しいんだけど…え?こんなお洒落なカフェ、なんで知ってるの?こんなお洒落なカフェとか知ってる人だったっけ?
なんか、イヤな予感がした。
「ねぇ、なんでこんなカフェ知ってるの!?」
嬉しさよりも、怒りの方が勝ってしまった。怒りをぶつける形で、彼に言ってしまったら最後、逆ギレされた。
「何だよ!もういいよ!もうお前とは来ないよ!」
なんでわたしが逆ギレされなきゃいけないのよ!
結局、その日は喧嘩したまま帰ってきてしまった。
こんなシチュエーション。
あなたなら、何を感じますか?
怒りの下にある感情。
寂しさ?
悲しさ?
疑い?
必ず怒りの下には別の感情があるんですね。
私の気持ちをわかって欲しい。
私をこの寂しさと苦しさから助けて欲しい。
私はあなたが大好きだから、あなたも私をもっと愛して欲しい。
そんな想いが、ちゃんとあるんです。
その想いを、あなた自身がないがしろにしてしまうと、彼にはあなたのイライラと怒りしか伝わらないんです。
だって、彼は彼で、彼のあなたに対するる「申し訳ない」って想いでいっぱいだから。
ほっておいてごめんね。
どんな理由か、それは彼にしかわからないけれど、1か月間、彼はあなたに会えなかった。あなたをほったらかしにしてしまった、っていう罪悪感でいっぱいなんですよね。
自分の本当の気持ちに気づくためには、いちいち自分自身に聞いてみるのが良いと思うんですね。
セルフインタビュー。
ノートに、今、自分自身が何を感じているのか、書き出してみてください。
歩いている時、電車に乗っている時、心の中でセルフインタビューしてみてください。
ねぇ、今わたし、何感じてる?
これは、悪い感情じゃないね。
これは、ちょっと緊張しているのかな?
これは、眠いのになんか知らない人の声が聞こえてきて、眠れなくて、イライラしてるのかな?わたしが疲れてるってこと、わかって欲しいのね、わたし。
なんて、自分の感情をひとつひとつ拾っていくんです。
自分の感情がわかると、なんだかちょっと落ち着くんですよ。
良かったら、試してみてくださいね。