したいことって言われても、何がしたいのかわからない。

カウンセリングでは、よく「ご自分のしたいことをしてみましょう。」なんてお伝えすることがあります。

そんな時、「自分のしたいこと」がわかっていれば良いですよね。
しかし、実際のところは「自分のしたいことがわからない！」とおっしゃる方の方が多かったりするんですね。

もし今、「私も自分のしたいことが何なのか、よくわからない」って感じられている方、ご安心くださいね。全然特別なことでも無いんですよ。

私自身も、自分の好きなこと、やりたいことを選んできた、と感じている部分もありますが、いつもいつも、クリアにわかっているわけでも無いんです。

仕事選びで：どんな仕事がしたいんだろう？今の仕事が自分の本当にしたいことなんだろうか？
結婚相手選びで：どんな人と結婚したいんだろう？今の彼氏と結婚して良いんだろうか？

そんな「自分迷子状態」から脱却するポイントは、モヤモヤなんとなく、を、カタチにしてみる、というところ。

言語化してみる

一番やり易いところは、頭の中のなんとなく想像しているものを、言葉にしてみる、というところ。

最初は「わからない」っていうところからスタートで良いんです。

心の世界では、「わからない」って、実は、「やりたくない」という意思だと言われます。
最初のモヤモヤしたなんとなくの状態を、言葉にしようとしたときに、「わからない」という言葉が出てくる時には、自分が「わからない」という状態にいる、ということに気付くことができるんです。

そして、それを「わからない」から、「わかってみよう」へ一歩進めていきます。

この時に、「わからない」から全然脱却しない自分に出逢うかもしれません。その時は、何かその先に進みたくない想いが、意識してはいないけれど自分の中にあるのかもしれませんね。

ノートに書き出してみるのも良いでしょうし、自分で話して録音してみるのも良いと思います。
お友達と話すのも、カウンセリングでお話ししていただくのも有効です。

チャレンジしてみる

実際にやってみる。仕事を立ち上げる時なんて特にそうですが、ゼロからイチに変える時って、実はとてもパワーが要ります。気持ち的な勇気もいるし、実際行動力もいるし、もしかするとお金もかかるかもしれません。企業家であれば、何度もビジネスを立ち上げた経験があれば、経験則として、何をしなきゃいけない、という戦略を練られるかもしれませんが、全員が全員経験値があるわけではないのですね。

やったことが無いことをするって、とても勇気のいることです。
怖いと感じて当然。

それでも、やってみた時に、怖さの中に、なんだかちょっと楽しかった、なんだかちょっと嬉しかった、思ったよりできた、想像していたのとは違った、という感覚を自分で感じることができるんですね。

どんな小さなことでも、一度自分の経験としてやってみるって、想像しているだけの時には感じられない何か違う感覚を得られたりするんです。

いい気分を自分に与えてあげる

いい気分を自分に与えてあげる。

散歩に出る
好きなカフェに行く
美味しいランチを食べる
ゆっくりお湯につかる

自分がリラックスできるような、心が動くような、いい気分を自分に与えてあげている時、自分が良い気分になっている時、実は私はこれが好きだった！ということに気付いたりするんです。

自分を見失って、自分に自信が持てなくなっている瞬間、人の意見に左右され過ぎてしまう、という状況に陥ってしまいがちです。そんな時は、自分の心の声よりも、正しい間違っている、するべきしないべき、など、自分のモノサシよりも人のモノサシで自分をジャッジしてしまっていることって多いんです。

そんな時に、もう一度自分自身の心の声を聴きやすい状況を作ってあげる。これはとっても役に立つ方法です。

自分のことってわかりづらい、そう思いますが、やっぱり自分の心が自分を導いてくれたりするんですね。

是非一度、試してみてください。