ダメンズ生産工場からの贈り物　-1-

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

リナの軌跡

と題して、青山リナという人物がどんな人なのか、知っていただくシリーズを作ってみようと考えました。
過去の失態や、恥ずかしい話、この人大丈夫？なんて思われそうな内容もあるかもしれませんが、何か読んでいただいている方のヒントや笑顔、元気や安心感などに繋がればいいかな、と思い、綴ってみます。
あたたかい気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

よろしければ、お付き合いくださいませ。

1.　ダメンズメーカーと宣告された日

あれは今から何年ほど前？2014年頃だったかと思います。
私が初めて、このカウンセリングサービスの「癒しの1dayワークショップ」というものに参加した時、当時のトレーナー（講師）から、衝撃的な言葉を言われました。

「あなたは、ダメンズウォーカーではなくて、ダメンズメーカーですね。」

ちなみに、「癒しの1dayワークショップ」とは、トレーナー（講師）が癒しの手法を取り入れて行うグループセラピーです。
ご興味がある方は、こちらをご覧ください。＞＞＞「癒しの1dayワークショップ」

ダメンズウォーカーという言葉をみなさんはご存じでしょうか。
ダメンズウォーカーとは、ダメな男（ダメンズ）ばかりを好きになって渡り歩いていく、男を見る目がない女性のことを言います。昔、「ダメンズウォーカー」というタイトルの漫画やドラマがあったと思います。どんなダメンズかと言うと、ヒモ、DV、モラハラ、虚言壁、浪費癖、浮気常習者、などのことをここでは言っています。

そして、私は、「ダメンズウォーカー」ではなく…？

「ダメンズメーカー」と言われた…？

ということは…？

私が「ダメンズ」を作り出している…？

私＝ダメンズ生産工場…

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーー！

「そ、それって、どういうことですか？？？？？？？？？」

いきなり「あなたはダメンズメーカーです！」と言われても、納得がいきません！
へぇ～、そうだったのね、私ってダメンズメーカーなのね～
なんて、納得できません！

2.　私と彼

私が初めてこのカウンセリングサービスに来た時、私はボロボロでした。
私の当時お付き合いしていた男性との関係性が全くいい状態ではなく、心身ともに不安定になっていた頃でした。

彼と付き合い始めて2年程経っていた頃です。

当時、私は、彼と一緒に暮らしていたのですが、一度別れて、その後ヨリを戻した状態でした。
その時別れた理由は、結婚したい私、それに対して、結婚する気のない彼。
だったら別れましょう、と別れたのですが、なぜかヨリが戻ってしまいました。
でも問題は、結婚する、しない、という問題だけではなかったのです。

私は彼に、以前から別の女性の影がチラついていることを知っていたのです。

3.　怒りの日々　悪いのは全て彼

その頃、私は、彼に別の女性のことや浮気について、問い詰めたことは無かったと思います。
1度だけ、伝えたことがあったのです。
まだ付き合い始めて3か月経っていたかいなかったかくらいの時です。
彼の部屋から、明らかに女性ものであろうシャンプーやトリートメントが出てきたことがありました。
でも彼は、その時否定しました。
「これは元カノのもので、もう必要ないから捨てるよ。」と言って、本当に捨てました。

でもあれから…
私の中では、何かがおかしい、という感覚が拭いきれませんでした。
でも、それを問い詰めたら絶対この関係は、彼に開き直られて破綻する、と思いました。
どうせ問い詰めるなら、彼が絶対立ち直れないくらいの衝撃を与えられなきゃ問い詰められない！と私は思っていました。

ただ、問い詰めず、平気でいられたか、と言われれば、全然平気なんかではいられないのです。
見つからないつもりで隠してあったであろう写真を見つけ、彼の知らぬ間に破り捨てたこともありました。
見知らぬ歯ブラシが出てきて、投げ捨てたこともありました。
彼の携帯を彼に内緒で見たこともありました。
一度どころか、何度もそんなことがありました。

どれをしても、何をしても、ハラワタが煮えくり返る思いでした。

全部突きつけて怒鳴り散らせば、どれほどスッキリするだろう、とも思いました。
彼の部屋のものを全部破壊してしまいたい気分でした。
こっそり別の女が来ている時にでも乗り込んでひっぱたいて追い出してやろうかとも考えました。

何を考えても、ハラワタが煮えくり返る気分でした。

でも私は、怒鳴り散らすことも、部屋を破壊することも、浮気現場に乗り込むこともしませんでした。

理由はただ一つ、どれをしたところで、彼の致命傷にはならない、と私が感じたからです。

もっと言えば、失敗したら私がみじめになるだけ、だと思ったからでもあります。

それだけ頻繁に浮気している彼のことなので、彼も大概の修羅場は経験しているのです。
私の思いついたことなんて、誰かが既に彼にやっていることなのです。
そして面白いことに、そんなひどい目にあったことがある、という話を彼は私に時々話していたのです。
私は彼の過去の女性たちから学びました、怒り散らしたところで、私にとって何も良いことにならないらしい、ということを。

そんなことを繰り返しながら、時には「もうムリだ…」「もう耐えられない…」と私が思い、何度か別れました。でも数か月すると、また彼から連絡が来るのです。
電話は着信拒否にしたこともありました。メールもLINEも、彼と連絡がとれてしまいそうなありとあらゆるツールから彼の連絡先を削除してブロックしたこともありました。
すると今度は、私の好きなお菓子の手土産を抱えて彼は私の家にやってくるのです。

彼が私から離れている間、私は彼から離れるために婚活もしました。
結婚相談所に高いお金を払って入会したこともありました。
出会い系アプリを使っていろんな人に出逢いました。
いいな、素敵だな、と思った人も何人かいました。
絶対浮気などしそうにない誠実そうな人もちゃんといました。

でも、上手くはいきませんでした。

そんな状態で、くっついたり離れたりを5年近く繰り返していました。

浮気をする彼が悪い！
彼さえフラフラしていなければ、私たちはもっと上手くいっているはずなのに！

そんな想いが私の中で強くありました。
彼に制裁を与えなければ！
そんな風に思っていた私もいました。

そして同時に、彼が戻ってくると、
「ほ～ら、やっぱり戻ってきた！他の女じゃ手に負えないのよ、私じゃなきゃ！」
と思う私もいました。

to be continued…