なんで気持ちが伝わらないの?|男女のすれ違いと“優しさのズレ”の理由

「なんでわかってくれないの?」
「どうしてそんな言い方になるの?」
恋愛の悩みって、つきつめると“すれ違い”に行き着くことが多いものです。

しかも厄介なのは、
そのすれ違いの多くが、お互い悪気があるわけではなく、単なる伝え方の違いなんですよね。

たとえば、最近見た婚活ドラマで、こんな男性がいました。
「デート代は基本的に僕が払うつもりでいる。だけど、女性を下に見たくないから、1000円だけはもらうようにしてるんだ。」

彼にとってそれは、
“女性を尊重し、大事に思っている証拠であり、同時に負担をかけたくないという気遣い”でした。
でも周りの女性たちは、「え、それ伝わらないよ!」と即座にツッコミ。

そう。
行動の裏にある気持ちは優しさでも、言葉にしないかぎり“その人だけのルール”で終わってしまうっていうことが起こるのです。
相手が汲み取れるとは限らないのです。

あなたはどうでしょう?
女性にもいろんなタイプがいますよね。
デート代は全額払ってくれるような男らしさが好き、って思う女性。
私だってプライドを持って働いているんだから、割り勘がいい、って思う女性。

この彼のように、毎回1000円を請求されるとしたら…
リスペクトされてるって感じます?
それとも、なぜ1000円?って感じます?

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

言葉にしない優しさは、ほとんどの場合“届かない”

男女に限らず、人は“自分の感覚”をベースに行動します。
だから本人は気遣いのつもりでも、相手にとっては「え?」となることがいろいろ出てきたりするんですよね。

たとえば、ある既婚男性がこんなことを言っていました。
「妻に、いてもいなくても変わらない扱いをされる。だから、妻に頼みごとをされるとちょっと嬉しいんだよね。」

この言葉、女性からすると少し意外かもしれません。
“頼まれるほうが嬉しい?”って。

でも、多くの男性にとって
「役に立てた」
「必要とされた」
という感覚は、自己肯定感に直結するものです。

一方で、自立している女性ほど、
「自分でできるし、頼むのは悪い気がする」
「忙しいのに頼むのは申し訳ない」
と考えてしまい、頼らないほうを選んでしまう

その結果、男性は“必要とされない無力感”を感じ、
女性は“全部ひとりで抱えて疲れ果てる”という、誰も望んでいないすれ違いが生まれます。

価値観の違いが、「やってほしいこと」の取り違いを生む

ほかにも、こんな場面があります。

● アドバイスをしてしまう彼

困っている人を見ると解決策を考えるのは、男性のよくある優しさです。
「こうしたほうがいいよ」「それは〇〇してみたら?」とすぐ言ってしまう。

でも女性は、
“解決策よりも気持ちに寄り添ってほしい”。
「大変だったね」の一言が欲しいだけなことも多い。

このミスマッチは、まさに価値観の違い。

男性は“助けようとしている”
女性は“否定されているように感じる”

どちらが悪いわけでもありません。
ただ、優しさの方向が違っているだけなのです。

●「大丈夫」と言ったら本当に大丈夫だと思う彼

女性の“大丈夫”は、大丈夫じゃない合図だったりします。
でも男性は言葉をそのまま受け取る生き物なので、
「じゃあ大丈夫なんだな」と解釈するんですよね。

女性同士だと、“大丈夫”と言ってもちょっとした空気感などで
「ホントに大丈夫?なんか大丈夫じゃなさそうよ?」なんて展開になったりして
そうすると
「実は…」
って本音が出てきたりするってことがあるんですよね。

だから女性側は“大丈夫”と言葉にするけれど
どこか察してほしい空気を匂わせたりして
「ホントに大丈夫?」という一言で、“大切にされている”気分になって安心したりする、なんてことがあるんですよね。

男性からしてみたら、「そんなの言われなきゃわからないよ」と感じるでしょうし
女性はわざとやっているわけではなく「言葉にならない気持ちもあるじゃない」って感じるんですよね。

これも、お互いの特性が引き起こすすれ違いです。

愛情は「行動 × 言葉」のセットで伝わる

恋愛の悩みって、
“彼が冷たいから”でも
“自分ばかり頑張っているから”でもなく、
愛情の伝え方が噛み合っていないだけのことが本当に多いんです。

彼は本当は優しい。
でも、その優しさは“考えの中”にあって、形にしていない。

彼女は本当は甘えたい。
でも、“頼ったら迷惑かも”と遠慮して、言い出せない。

そうやってどちらも不器用にすれ違っていく。

でもね。
ここに気づけた瞬間、恋愛は少しだけ軽くなります。

なぜなら、

すれ違いは「愛がないから」じゃないんです。
ただ“伝わり方”が違うだけ
なんです

少し言葉にするだけで、関係は変わり始める

「こういう考えでこうしてるんだよ」
「あなたが頼ってくれると嬉しいよ」
「大丈夫じゃないときは、そう言ってね」

ほんの一言で、誤解は驚くほど減ります。

伝えるって、思っているよりずっと優しい行為です。
寂しさをつくるのも言葉。
安心をつくるのも言葉。

あなたの恋が苦しくなる理由が、
“愛されていないから”じゃないとしたら
少しだけ、世界の見え方は変わるかもしれません。

相手に対してどうするのが一番伝わりやすいのか。
どうして相手はこういう行動をするのか。

愛をもって見てみると、思わぬすれ違いを起こしていることに気づけるのかもしれません。

相手の大きな愛情に、出会うかもしれませんね。

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