いまさら甘えられない姫へ

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

強がってしまう姫さまへ

恋の応援メッセージをお届けします。

甘えるってなに？
いまさら甘えろって言われても…！

そう思ったこと、ありませんか？

恋愛相談をすると、「甘えてみたらどうですか？」なんてよく言われちゃったりしませんか？

私は、今や言う側になっていますが、
以前はしょっちゅう言われていました。

だけどね、思うんですよね。

甘えるってなに？
いまさら甘えろって言われてもね…どうやって甘えるのよ！
言ったってやってくれないじゃない。
だったら言うだけ無駄。

そんな風に思っていました。

優しさを強さに変えて頑張ってきた貴女へ

彼となかなか会えなくて寂しい。
だけど、会いたいって言ったら迷惑じゃない？
会いたいって言ったって、結局会えないじゃない。
だったら言わない方がいいよ…。
言うだけ辛い。
むなしくなるだけだもん。

そんな風に、強くなろう、我慢しよう、って思ってしまいますよね。
それはあなたが今までホントに頑張ってきた証でもあるって思うんです。
寂しさも表に出さず、優しさを強さに変えて、グッと耐えてきた過去がありましたよね。

そんなあなたの、その優しさを無駄にしないために。
そんなあなたが、今よりもっと、幸せになるために。

恥ずかしさは怖さかも

会いたいけど、寂しいけど…会いたいって、言えない。

いまさら恥ずかしくてそんなこと言えないよ。
そういうの、ワタシのキャラじゃない。

そうそう、その恥ずかしさ。

ワタシの弱い部分を見せたくない。
弱い女だって思われたくない。
だって弱い女だって思われたら、バカにされるんじゃない？
下に見られない？
そんなの絶対いや！

しかもね、百歩譲ってワタシが甘えて、それを拒否されたら…そんなのもう…
ワタシ立ち直れない！絶対いや！惨めすぎる！

強く見える女性ほど、日頃頑張っている女性ほど、こんな想い、抱えていたりしますよね。絶対自分の弱みなんて見せられない、って。

それって、怖さ、なんですよね。
あなたのその恥ずかしさ、それは、怖さ、なんです。

私たちは昔、まだ小さくてよちよちして可愛い女の子だった時代、そんな時代から、パパやママを笑顔にしようと、喜ばせようと、頑張っていた時代があったのです。
パパやママの手を煩わせないように、「ワタシ、もう自分でできるよ！」と自分の面倒を自分でみようと頑張った時代があったのです。
ワタシがいい子でいると、どうやらパパもママも優しい。
そんなことを思いながら、一生懸命頑張っていた時代が。

でもそれが、いつの間にか「頑張らないワタシは役に立たない子なんじゃないかしら？」に変わってしまっていたとしたら。
「いい子でいられないワタシはいらない子になっちゃうんじゃないかしら？」なんて誤解をしてしまったのだとしたら。

頭ではそんなこと考えていなくても、頑張れちゃって、優しくて、気遣いができて、賢いあなたは、心でそんな風に受け止めてしまったんですよね。

すると…
「ワタシの価値は頑張ること。」
「ワタシの価値は相手の期待に応えて役に立つこと。」
「ワタシの価値はいい子でいること。」
それがどんなに苦しくても、どんなに心が疲弊しても、「それがワタシの価値だから」と自分の身を削ってしまうんです。

だから、
ワタシが甘える＝ワタシの価値は無くなる
なんて極論に行きついてしまう。

そうすると…そりゃ甘えられないですよね。怖すぎますよ。だってワタシが甘えたら、ワタシはいらない子になっちゃう、って思うから。

でもね、あなたの価値はホントにそこですか？

あなたの大好きな彼は、あなたが頑張っていなきゃあなたのことを好きじゃないんでしょうか？

頑張っているあなたは、彼から見たら、キラキラして見えるのかもしれない。
でもそれは、あなたが好きなことや、どうしてもこれをやりたい、ってことに一生懸命取り組んで、大変そうだけれど、でも楽しそうにしているから、キラキラして見えるのであって、あなたが身を削って削って疲弊していく…そんなあなたを見たいわけじゃないですよね。

あなたの大好きな彼は、期待に応えてくれたら嬉しいって思うのかもしれない。

それは、俺愛されてるな～、って彼も感じやすいんでしょうね。
誰だって、自分の愛し方で愛されると、わかりやすく、愛を感じやすいのですよね。
でもね、あなたのことを本当に愛している彼なら、あなたを苦しめたいなんて、これっぽっちも思っていないはず。彼だって、俺にも愛させてくれ、って思ってるはずなんです。

あなたの大好きな彼は、いい子のあなたが彼女なら、きっと自慢の彼女で嬉しいでしょうね。

ぼくの彼女はホントに優しい。ぼくの彼女は気が利くし、親切だし、最高の自慢の彼女！
だけどぼくは、ぼくの前だけではちょっぴりいたずらっ子の彼女もホントは見てみたい。
ぼくの前だけでは、外で見せない顔も、ぼくだけには見せて欲しい。
そんなことを思っていたりするんじゃないかな～、って思うんです。

彼の都合

もしも、あなたが勇気を出して、彼に甘えてみたんだけれど、彼の反応が冷たかった…。
そんな時にちょっと考えてみて欲しいことがあるんです。

彼には彼の都合がある、ってことを。

彼も、パーフェクトではないんですよね。
あなたの大好きな素敵な彼だって、ひとりの人間で、あなたと同じように悩んだり、寂しくなったり、我慢したりしているんですよね。
そしてそんな彼にも、あなたのまだ知らない心の傷があるのかもしれない。

だけど、そんな彼も、あなたに冷たい態度を好き好んで取りたいわけじゃないんです。

彼が今、とてもとても忙しくて、自分のことで精いっぱいな時、あなたの期待した反応はしてくれない可能性が高いです。
それは、あなたのことが嫌いなわけじゃなくて、彼が今、いっぱいいっぱいだ、ってことなんです。
でもそんなこと、彼はもしかしたら言わないかもしれない。
そんな空気は出しているかもしれませんけどね。

そしてもうひとつ。

彼ももしかして、恥ずかしくて怖いのかも、ってこと。

意外と多いかもしれませんよ、このタイプ。
彼だって、彼の幼少期があって、あなたと同じように頑張ってきたのかもしれない。
もしそうだとすると、彼もそう簡単に甘い行動できなかったりしちゃうんですよね。
彼自身が、どう反応していいのかわからなくて固まっちゃったりして。
それがあなたの目には、嫌がられた、って映っているのかもしれない。

だとすると、ちょっと時間をかけて、あなたも彼も、そんな甘い雰囲気に慣れていく必要があるのかもしれませんね。

パートナーシップって、お互い鏡なんですよね。
案外、ワタシの思っていることと、彼の思っていること、同じだったりするんです。

あなたの素敵な恋は、あなたが、いかようにでも育てることができますよ。